ABOUT MRI
2019年1月より開口径70cmのフルデジタル1.5テスラMRIを導入しました。検査室内には、患者さまに対する閉塞的な心的負担を軽減するために、LED照明を活用して従来のMRIの検査環境とは異なる空間を演出しております。また、MRI撮影時には視覚的不安感(閉所恐怖症など)を軽減するために
Ambient In-bore solution(詳しくは、Philips社サイトをご覧ください)を用いて映像や音楽を楽しみながらリラックスした環境での検査を行うことが可能となりました。
当院は泌尿器科専門の施設でもあり、体幹部(前立腺、膀胱、骨盤、腎臓、消化器系)の検査が多いのですが、その際に新たな工夫を取り入れました。従来の体幹部のMRI検査ではコイルを体に密着させて検査を行うため患者さまによってはコイルの重みにより息苦しさを感じる方もおられます。しかし、当院ではコイルブリッジと言われる器具を用いて患者さまにコイルが触れることなく体幹部の検査を行うことが可能となりました。
この度のMRIの導入で予防—検査—診断—治療までの院内一貫体制が実現しました。特に前立腺がんの検査においては、先行導入をしておりましたMRI超音波融合生検装置(ウロナビ)との連動が院内で可能となり、医療の質を更に向上しました。
FEATURE
従来のMRIは、
といったデメリットがあり患者の負担がありました。
当院では、それらの弱点を軽減し、
ひずみの少ない美しい撮影を実現しました。
当院のイメージビデオをご用意しました。ご覧ください。
入室から撮影前まで(70秒)
撮影中の映像イメージ(38秒)
フィリップス社
アンビエント インボーン ソリューションとは (93秒)
【従来のMRI】
重さ約5キロのコイルが身体に乗っかり
15分~30分の間撮影を行います。
【当院のMRI】
コイルブリッジにより身体には一切触れません。
当院では、がんの骨転移の有無を確認するために全身撮影を行います。そのため、3テスラよりもひずみが少なく綺麗でスッキリとした画像を撮影することができる1.5テスラのMRIを採用しています。
デジタルコイルIngenia1.5Tによる撮影画像
前立腺
DWI
T2WI
全身
DWI
T1WI